書こうと思いながらずっと書けなかったこと。
気づけば前回のブログより1ヶ月が経ってしまいました。
ずっと書こうと思っていたけれど書けなかったこと。
未だに今さら書くことなのかどうかもなのですが....。
でも今日が3月11日なので書こうと思います。
昨年実際にあったことの話です。
平成最後の、2月28日
自宅のキッチンで洗い物をしていました、つけっぱなしのテレビから流れてきた事件のニュース。
知っている地名だったので思わず振返りテレビに目を向けました。
テレビに映った映像、
その場所は私が昔からとてもよく知っている場所で、今も頻繁によく行く場所でした。
その事件で一人の女性が亡くなりました。
もちろん私も知っている方でした。
そして私の大事な友人がその事件でとても深く傷つきました。
友人は事件のあった朝、亡くなった方と偶然会って会話をしたそうです。
「行ってらっしゃい」とそう交わした挨拶が最期となりました。
日常が一変し、容赦なく警察やマスコミが連日押しかけ、
洗濯物さえも干せないそんな日々が続き、
友人も地域の方々も精神的に追い込まれ辛い日が続きました。
そして報道が落ち着いてしばらくした頃に犯人が捕まりました。
犯人は捕まったけれど、なにもかもスッキリしないそんな感情だけが残りました。
友人は「最期に会った時のあの笑顔が忘れられないの」とそう私に言って泣きました。
亡くなった方はとても優しくて素敵な方でした。
友人と会った朝、きっと明日も普通にやってくるとそう思っていたと思います。
でもある日突然、理不尽に命を奪われました。
きっと思ってもみなかったことと思います。
普通は当たり前じゃない。
普通が一番有難い。
わかっているようで気づけないことです。
今日が元気でも明日なんてわからない、保証もない。
当たり前は当たり前じゃない。
長野も昨年、台風19号の被害に合い、たくさんの方の優しさを感じました。
事件、事故、災害
いつどんなときに誰だって巻き込まれることはあるということ。
自分だけは大丈夫なんてことはない。
どんなことも他人事ではないこと。
そして今日も普通の1日に感謝を忘れない。
支えてもらっている人達に感謝をして過ごさなければならない。
亡くなられた方の次の人生が素敵なものになるよう心から願います。
今日は3月11日
東北に想いを馳せて。
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